DAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリは防災で使える？

このような疑問を抱えるあなたに向けて、DAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリでスマホを十分充電できるか検証してみました！

スマホはもはや生活必需品で被災時の情報収集もスマホ検索やスマホアプリが主流になっています。

ただスマホは消費電力が高く長時間使用には向いていません。

そこで今回はモバイルバッテリとソーラー発電機の性能を併せ持つ「DAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリ」をピックアップしました。

被災経験者に対してのアンケートでは被災時に助かったもの１位がモバイルバッテリーとなっています。

結論：ソーラー充電モバイルバッテリのソーラー充電は実用的なレベルではないです

DAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリのスペックと機能紹介

まずはDAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリの性能から紹介していきます。

パッケージの重さは170gで本体のみの重さは135gでした

これはiPhone 12の162g・iPhone 13の175g・iPhone 14の172 gと比べるとだいたい80%くらいの重さになります。

箱の中身

DAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリの箱の中身は下記です。

取扱説明書内容

取扱説明書の表面

取扱説明書の裏面

機能紹介

充電容量の確認

下の写真の赤丸がボタンになっていて押すとLEDが点灯します。

５つのLEDのうち一番左はソーラー充電用のランプで緑になっている場合はソーラー充電中です。

下の写真では満充電しているのでLEDが4個点灯しています。

入力・出力端子（入力USB-TypeC・USB-Micro 出力:USB-TypeA×2)

モバイルバッテリーの充電用の入力端子は普通１種類ですがUSB-TypeCとUSB-Microの２種類あります。

スマホ等を充電用の出力端子はUSB-TypeAが２系統あります。

LEDライト機能

ボタンを長押しでLEDライトを点灯できます。消す方法も同様にボタンを長押しです。

他モバイルバッテリーとの比較｜DAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリ

項目	DAISO(ダイソー) 今回の商品	楽天最軽量	セブンイレブンの モバイルバッテリ
価格	1,100円 （税込み）	1,280円 （税込み）	2948円 （税込み）
容量	5,000mAh	6,800mAh	6000mAh
1mAh の単価	0.22円	0.19円	0.49円
重さ	135g	103g	177g
入力	USB-TypeC・USB-Micro （両方とも2.1A 10.5W）	USB-TypeC 2.0A	USB-Micro 2.0A
出力	USB-TypeA×2 (2.1A 10.5W)	USB-TypeA×2 (2.1A 10.5W)	USB-TypeA USB-TypeC (2.4A 12W)
サイズ	80mm×80mm×15mm	91.6mm× 62mm× 12.5mm	71.5×136.5×15.5
太陽光 発電	あり 5.5V 90mAh	なし	なし
LED ライト	あり	なし	なし

使ってみて性能を検証してみた｜DAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリ

モバイルバッテリの性能を確認する為に検証してみました。

今回検証につかったスマホはAQUOS wishで容量3,730mAh
参考までにiPhone13：3,227mAh・iPhone 14： 3,279 mAh

検証①：モバイルバッテリをフル充電してスマホを充電

モバイルバッテリはあなたも知っているように容量通りには充電できません。

公表している容量よりも少ない量しか充電することができません。

そこでモバイルバッテリがフル充電の状態からスマホを充電し、どれだけ充電できるか検証しました。

前提としても全量充電するまでスマホの電源は入れなものとします

検証①の内容

検証①の結果

今回の検証でバッテリ容量が3,730mAhのスマホが89%充電できたためこのモバイルバッテリの容量は下記となります。

3,730mAh×0.89=3,319.7mAh

これはiPhoneだとぎりぎりフル充電ができる量です

iPhone13：3,227mAh・iPhone 14： 3,279 mAh

検証②：モバイルバッテリの容量ゼロからソーラー充電し、スマホを充電

次の検証は一番気になるソーラー充電機能でどれだけ充電できるか検証しました。

検証した場所は岡山県の南部で２０２２年１０月１９日（水）で快晴でした！

※雲は多少ありますが充電中に影になることはなかったです。

検証②の内容

検証②の結果

今回の検証で４時間１６分太陽光で充電し、バッテリ容量が3,730mAhのスマホが4%充電できたためこのモバイルバッテリの容量は下記となります。

3,730mAh×0.04=149.2mAh

使てみて感じたデメリット|DAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリ

デメリット①：太陽光充電をする際バッテリが熱を持ち温度範囲を超えてしまう場合がある

この製品の温度範囲は-10℃～40℃であり、直接太陽光にあてる太陽光発電をする際は本体の温度が４０℃を超える場合が多いです。

僕も２０２２年１０月１９日にに４時間ほど太陽光の下で充電した際は確実に４０℃を超える温度になっていました。

このモバイルバッテリはバッテリーにソーラーパネルが付いている構造上ソーラーパネルに光を当てるとバッテリー部分も熱を持ってしまいます。

ソーラーパネルは曇りでは晴天時の1/3～1/10程度、雨天では1/5～1/20程度となるが、充電できなくなるわけではない

デメリット②：USB-TypeCポートがあるがスマホ充電用には使えない

モバイルバッテリにUSB-TypeCポートはあるが、これはモバイルバッテリの充電用にしか使えない。

デメリット③：ソーラー発電機能が実用的なLvではない

使てみて感じたメリット|DAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリ

メリット①：店舗が多いダイソーで売っている為購入しやすい

モバイルバッテリはコンビニでも見かけますが少々割高です。

そのため僕がモバイルバッテリを購入する際はネットショッピングは家電量販店を考えていました。

ダイソーの店舗は2022年10月現在で4,042店舗あり、他のモバイルバッテリーと比べて圧倒的に購入しやすいです。

メリット②：モバイルバッテリ単体としてみてもコスパがいい

ダイソーのソーラー充電モバイルバッテリをモバイルバッテリの機能だけに着目して比較してみました。比較対象は楽天で見つけた最軽量のモバイルバッテリとセブンイレブンで売っていたモバイルバッテリです。

項目	DAISO(ダイソー) 今回の商品	楽天最軽量	セブンイレブンの モバイルバッテリ
価格	1,100円 （税込み）	1,280円 （税込み）	2948円 （税込み）
容量	5,000mAh	6,800mAh	6000mAh
1mAh の単価	0.22円	0.19円	0.49円
重さ	135g	103g	177g
入力	USB-TypeC・USB-Micro （両方とも2.1A 10.5W）	USB-TypeC 2.0A	USB-Micro 2.0A
出力	USB-TypeA×2 (2.1A 10.5W)	USB-TypeA×2 (2.1A 10.5W)	USB-TypeA USB-TypeC (2.4A 12W)
サイズ	80mm×80mm×15mm	91.6mm× 62mm× 12.5mm	71.5×136.5×15.5

メリット③：LEDライト機能がある

このモバイルバッテリにはLEDライト機能があります。

性能としては0.3Wと高くはないですが、夜道に足元を照らしてあるくには十分な明るさです。

メリット④：モバイルバッテリの充電にUSB-TypeCとUSB-Microが使える

最近のモバイルバッテリはUSB-TypeCとUSB-Microと２系統の充電ができる機器もちらほら見えてきていますが多いとは言えません。

その証拠にメリット②で比較した楽天最軽量とセブンイレブンのモバイルバッテリは片方の充電しか対応していません。

その点今回紹介のモバイルバッテリはUSB-TypeCとUSB-Microの両方に対応しています！

おすすめの人・おすすめしない人｜DAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリ

この商品をおすすめしない人

①少しでも小さくて軽いモバイルバッテリが欲しい人

今回紹介のモバイルバッテリはソーラーパネルが付いている分大きくて重くなっています。

少しでも小さくて軽いモバイルバッテリが欲しい人は楽天の最軽量のモバイルバッテリをお勧めします。ただしソーラー発電機能とLEDライト機能はありません。

項目	DAISO(ダイソー) 今回の商品	楽天最軽量	セブンイレブンの モバイルバッテリ
価格	1,100円 （税込み）	1,280円 （税込み）	2948円 （税込み）
容量	5,000mAh	6,800mAh	6000mAh
1mAh の単価	0.22円	0.19円	0.49円
重さ	135g	103g	177g
サイズ	80mm×80mm×15mm	91.6mm× 62mm× 12.5mm	71.5×136.5×15.5

②容量が大きいモバイルバッテリが欲しい人

最近のモバイルバッテリは大容量化が進んでおり、40,000mAhを超える商品も出てきました。

そのため容量が大きくソーラー発電ができるモバイルバッテリが欲しい人はダイソーの商品は向かないです。

そのようなにニーズには下記商品をお勧めします！

③実用Lvでソーラー発電ができるモバイルバッテリが欲しい人

この商品は実験してみた結果、ソーラーパネルの発電できる電力が少なく正直実用的なLvであるとは言えません。

そのため、実用的なLvでソーラー発電ができるモバイルバッテリを備えたい人は下記の商品をお勧めします。

この商品がおすすめの人

①モバイルバッテリをお手軽に購入したい人

モバイルバッテリを購入する際、どこで買うのがお得か購入する場所を色々悩むと思います。

ダイソーであれば、全国に４千店舗以上あり、現在も右肩上がりで増えています。

②格安でソーラー充電できるモバイルバッテリが欲しい人

楽天やアマゾンでソーラー充電できるモバイルバッテリを検索してもダイソーほど格安で購入できる商品はありませんでした。

一番安い商品で1700円前後でした

③LEDライト機能があるモバイルバッテリが欲しい人

僕はキャンプが趣味でありまた夜にウォーキングをすることがあります。

その際、モバイルバッテリーとLEDライトが1つとなった商品があると荷物が少なくすることができます。

Twitterの口コミ｜DAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリ

Twitterの口コミ

Twitter上にあるダイソーのソーラー充電モバイルバッテリの口コミや、評判をまとめました。

良い口コミと悪い口コミは同数で、まず悪い口コミとしてソーラー充電機能があくまで補助機能で充電に時間がかかるがありました。

ただ、よい口コミとして「防災用のお守りとして備えている人が多く品薄であると」と高評価な口コミも多かったです。

気になる口コミ（ニュース）に一日充電してみるとフル充電できたと口コミがありました。

良い口コミ	悪い口コミ
こういったギアが好きなのでキャンプで試してみたい コンパクトで使い勝手がいい 仕上げがよく高級感がある	充電に数日単位かかる ソーラー発電はあくまで補助機能 品薄でなかなか買えない

実際に使ってみましたがモバイルバッテリとしてはお手軽に買えてコスパも良く性能も高いと感じました。

まとめ｜DAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリ

今回の記事では「DAISO(ダイソー)のソーラー充電モバイルバッテリ」を紹介してきました。

ダイソーは100均でありながら100円以上の価格の商品を多く展開しており、今回紹介した商品も1,100円（税込み）と高額な商品でした。

ダイソーとしては高額な商品であるので商品自体の完成度は高く高級感もあります。

ただ目玉となっているソーラー充電機能が晴天で4時間以上太陽光を当ててもスマホを4％しか充電できないので実用的なレベルに到達していません。

そもそもモバイルバッテリとして購入するなら同じダイソーで1,000円で10,000mAhの商品があります。

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